フィラリアの予防
フィラリアは蚊を媒体にして犬に寄生する寄生虫です。
犬の体内に入ったフィラリアは心臓や肺動脈に寄生し、血液の流れを阻害します。
フィラリアは細く長い形をしており、長いもので20cmにもなります。
そして、何十匹も寄生します。
長いフィラリアが血管を動き回るので、血管は傷つき、心臓や肺にじわじわダメージを与えるのです。
そして、食欲がない、元気がない、せき、貧血、血尿がでるなどの症状がでるころには、重症化しているのです。
気づくのが遅い場合、最悪死に至ります。
フィラリアから犬を守る方法としては、心臓にフィラリアを寄生させないようにすることです。
これには予防薬をきちんと飲ませることが大切です。
予防薬は、月1回飲ませる錠剤、粉剤、スポットタイプ、6か月の効果がある注射など色々な種類の薬がありますので、扱いやすいものを使用するといいでしょう。
使用する期間は、地域によって違いますが、大体5,6月から12月ごろまで飲ませる必要があります。
フィラリアの薬は、感染を予防するものではありません。
犬の飼い主さんの中には、予防するものと認識している人が多いようです。
フィラリアの幼虫はまだ心臓に到達せずに皮膚の間にいます。
この皮膚の間にいる幼虫を駆除するものがフィラリア予防薬なのです。
動物病院でフィラリアの薬を処方してもらう初回の時、血液検査をしなければいけません。
フィラリアの子が血液に入ってしまっている場合、フィラリア予防薬を飲むと、ショック死したり、死んだフィラリアが血管に詰まる可能性があるので、事前に寄生していないかの検査をするのです。
フィラリアは、飼い主が毎年ある一定の期間きちんと予防していれば防げる病気です。
寄生してしまうと、手術をしたり、最悪死に至る怖い病気です。
愛犬のためにも、きちんと予防してあげましょう。
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